【明確な経営理念がない企業の社員や、それが心に深く浸透していない社員は、方向舵のない飛行機や船に乗っているようなものである】


 経営理念とはその企業の目的であり、「我が社は何を通じて世のため、人のために貢献するか」といった、宣言文である。その意味では、経営理念がない企業、経営理念が不明確な企業は、目指すべき目的がないのと同じだ。


 しかし経営理念があっても、それが全社員の心に深く浸透していなければ、経営理念はないのと同じである。

目的がなければ、また、それが社員の心に浸透していなければ、社員は方向舵のない飛行機や船に乗っているように、何をどうしていいのかわからず、不安におののきながら仕事をする。

「幸福になりたい」と思っている人々ー顧客や社員が、そんな企業にわざわざ来るはずがない。

 ちなみに私が最も感動、簡単、感銘した経営理念を一つだけ示しておく。それは長野県にある伊那食品工業の経営理念である。
『会社の目的は、社員の幸せを通じて社会に貢献することである』

坂本光司

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