「仕事をするな!経営をせよ!」
「作業」とは、事前に定められた手続きとゴールに向けて行う活動のことです。一方で、「仕事」は、その結果によって誰かに価値を届けるための活動です。上司や顧客に言われたことをしっかりと間違いなく、しかし、言われた通りにこなすことは「仕事」とは言えず「作業」にすぎないのです。最低限、「作業」をきっちりこなせることは大事なことですが、それだけでは本当の意味で価値が生まれているとは言えません。by倉貫 義人 SonicGarden CEO
「作業をするな!仕事をせよ!」という言葉があります。美容業においての「作業」とは、今来ているお客様をとりあえず時間内に終わらせて満足させて帰すことであると思います。またそれに付随する雑用と言われるものも作業に当たると思います。
美容業においての「仕事」とは「付加価値」を生み出すことで、「付加価値」とは「再来、紹介、口コミ」であり、今日した仕事がお客様に感動を与えることで、次につながる価値を自ら創造することです。
人口減少の社会情勢の中で「作業」のことを「仕事をしている」と勘違いしている美容師さんが淘汰される時代が来ています。
先日あるセミナーで聞いた言葉がさらに厳しく、今回のテーマの「仕事をするな!経営をせよ!」です。
日本の企業数は、ここ30年で200万社が減っており、今後も減り続けると予想されます。ITやAI(人工知能)などの外部環境の変化が早く激しい昨今では仕事をするだけでは生き残れないと言い、「仕事をするな!経営をせよ!」と言われます。
生き残る会社の条件は、「全社員が経営感覚を持っている会社」であると言われています。
つまり会社で働く全員が自分も経営者であるという高い意識を持った会社はどんな厳しい外部環境にも対応できるということです。
経営感覚のある社員さんとは、「当事者意識」「危機感」「コスト意識」のある人財であると言われます。
経営意識の高い社員さんが「経営情報」をキャッチし、「経営知識」として自社に活かし、「経営ノウハウ」として企業の宝として蓄積していきます。
「この原料がいくらすると思ってるんだ。会社のものだから、落ちていても何とも思わないんだろう。もし、自分のお金で買ったものが一個でも落ちていれば、身を切られる思いがするはずだ。そういう思いでモノをつくらなかったらいかんではないか」by稲森和夫
経営感覚を持った人財には4つの力が必要であると言われます。
① 考える力・・・問題発見能力、目標設定能力など自分で課題を見つけて解決する方法を考える能力、主体的に仕事に取り組む能力です
② 仕事力・・・仕事力とは自分の仕事に付加価値(他との差別化)をつけれる能力、また計画、実行、チェック、改善のPDCAサイクルを回せる能力です。
③ 人間力・・・自己中心的でなく健全な価値観、プラス思考の考え方、あきらめずにやる抜く力、また対人関係(コミュニケーション)スキルなどを総じて言われ、お客さんの人生に一生寄り添うためには人間力が必要であると言われます。
④ 感謝力・・・今の自分があることが「当たり前」と思わず、周りの人のお陰と感じれる謙虚な心、また良いことだけに感謝するのではなく、苦手な人や辛い体験さえも自分の成長の為に出合えたと感謝できる心、すべての物から学べる心が本当の感謝力です。
まずは「作業をするな!仕事をせよ!」あなたでなければダメとお客様に選ばれる人になり、さらに「仕事をするな!経営をせよ!」周りの人を幸せにできる人間を目指して仕事で成長していきましょう!
経営感覚を持った人財は、どんな外部環境にも対応できるので、自分の人生においてもどんな逆境にも負けない力を持ちます。つまり経営感覚のある人の人生は幸せな人生と言えます。
ぜひ4つの力を身につけて、経営感覚を磨きましょう!誰もが自分自身の人生の経営者です!
2017年6月29日 篠原感謝和隆
スタッフ数 37人(スタッフ100名まで残り63名)
夢野店7人 住吉店5人 アンベリール8人 アンジェ8人 アルプス店4人 オフィス1人新人さん3名