読むと元気になる!仕事のヒント満載!!神戸の美容室 スマイル のオーナー篠原感謝和隆のブログ

神戸の美容室 スマイルの社長blog スタッフへ送り続けているメッセージをまとめています。 美容師さんはもちろん、異業種の方の仕事のヒントになればうれしいです。

2018年04月

33 この先10年、日本企業は淘汰されていく。あなたの会社がなくなる日も・・・・


 人口減少なども含めて、市場が確実に縮小していく現代、この先10年間に楽観要素はひとつもありません。
 今後の大きな流れをシミュレートしておくことは、あなたが生き残る方法論にも大きく関わります。

 まず厳しい市場のなかで、財務体質の弱い企業が淘汰され、寡占化が進むでしょう。そして最終的にはマーケットごとに1社だけが勝ち残っていく・・・・そんなトーナメント戦がこの先10年続くと私は考えます。
商社だからといって安心はできません。弱い企業を淘汰するということは結果的に失業者を生み出し、結果的に市場の縮小に拍車をかけるわけですから・・・・。

 ですから、勝者は敗者たちを鳩首し、失業者を救う必要があるのです。政府から雇用法の整備などといったカタチで要求される可能性もあります。
 行き着く先は、過去の「公社」のような企業体が業種ごと登場する、そんな可能性さえあると私は考えているのです。

長谷川和廣

 


 

32 経費削減で負け組に転落する営業マン、結果を出し続ける営業マン。その差はどこに!?

「経費削減で、営業マンのタクシー利用は全面禁止!」


 こんな命令が出ると、必ず3パターンの反応が出ます。


一番多いのが、
①回る件数は減っても、とりあえず電車を使って営業活動を続けるもの。
②「それじゃあ仕事にならない!」と不平を言う者。
そして
③電車に乗って今までと同じ件数を回るためにはどうするかを考える者です。
そしてこの中で一番おリストラ候補は①の営業件数を減らすパターン。実は②のパターンは、不平の多いのは問題ですが、営業に回りたいという熱意が感じられます。
でも①の営業マンは「移動に時間がかかる分、実働時間が減るのは当然」という、バイトのような発想で仕事をしているとしか思われません。
 もちろん望ましいのは③の頭で考え、知恵を出して解決しようとする営業マンです。与えられた条件のなかで最大の成果を出すことこそが、ビジネスの醍醐味です。

長谷川和廣


31 「利益を出す!」その発想がスッポリと抜けている人が意外に多い!



以前、私が再建を担当したあるメーカーで、セールスプロモーションのための店頭イベントを完済することになりました。イベントの成否は主婦層をどれだけ集客できるかにかかっています。担当者からプランが上がってきたとき、それは一見完璧なものに見えました。

集客法や雨天の場合の対処法まできちんと練り上げてあったのです。しかし・・・、そのプランにはどれだけ売り上げに貢献できるかという記述が、どこにも見当たらなかったのです。


 冗談のような話ですが、利益についての発想がスッポリ抜け落ちている「お役人型ビジネスマン」は意外と多いのです。
そしてその大半は、自分がそうだということに全く気付いていません。特に赤字会社の社員にこの企画書を提出させると、半数以上に利益に関する記述が見られないことも珍しくないのです。


「いくら儲かるのか?」が仕事人の基本です!

長谷川和廣



30 期日が1日過ぎた瞬間、「信用」は「不信」に変わる!


 あなたがもし行動予定表や日報を提出、経費の精算などが遅れがちのタイプだったら、すぐに改めてください。

ひどい時には、お客様への納期が遅れても平然としているのは、決まってこのタイプだからです。

 一番の問題点は期日を守れなかったことを心底失敗だと捉えないところ。でも、そんな心がけでは周囲の評判は落ちる一方です。


 私は信用というのは借金と同じだと考えています。1日締め切りから遅れると,その分の利息が一つ増えていく・・・・・つまり、不信感が大きくなっていくのです。


 実は会社員として信用を失うことは致命的なのです。
なぜかと言えば信用のない社員には誰も仕事を任せないから。
仕事を任せられないということは信用を取り返すチャンスもないということ。
ですから、大失敗した社員より大きなハンデを背負ってしまうということを心しなくてはいけません。このサバイバル時代、生き延びたかったら、どんなに小さい案件の期限もしっかり守る習慣を身につけてください。

長谷川和廣





 

29 営業上手はなぜか特別サービスされる。さて、その理由とは?


私と食事したことある人はみんな、私が不思議店の人から、何かとサービスされることに驚きます。

私の行きつけの店ならともかく、初めて入った店でも店員の方から「これはお店からです」と料理やワインを特別サービスしてもらえることがあるのですから、驚かれるのも当然かもしれません。

 ただ、私はそこで何も変わったことをしているわけではないんです。たった一つ、何かお願いする時に「店員さんの名前を呼ぶ」ということ以外は・・・・・。


 人間というものは、ただお互いの名前を呼び合うということだけで「店と客」という関係から、もう一歩親密な関係になれるものです。

 この話は決して自慢するつもりでしたわけではありません。成果の上がらない営業マンほど顧客を「お客様」としか呼ばず、名前を覚えようという努力すら怠っているケースが多いからです。上っ面の関係でモノが売れるほど、世間は甘くないのです。

長谷川和廣
 

28 今の日本は減点主義では成り立たなくなってきた。生き残りのチャンスはあると考えよ!

高度成長期には、同業他社と同じようなことをしていれば、とりあえず会社は成長していくことができました。また、会社で働くサラリーマンたちも、人と同じように仕事をしていれば会社に利益を与えることができました。だからミスをした人間にチャンスを与えない減点主義がまかり通っていたのです。

 しかし、市場が縮小していく現在、従来通りの仕事をしていて成果が上がるわけではありません。減点法で評価していればほとんどすべての社員に×印がついてしまいます。誰しも失敗する可能性があり、「能力がないから失敗するんだ」という論理が成り立たなくなっているのです。
 
 ですから、失敗を恐れずにチャレンジする心、失敗しても恐れずチャレンジを続ける心を持ち続けてください。失敗してもチャレンジする社員のいないと、会社の方も生き残れない時代なのですから。

長谷川和廣


27 失敗を恐れて慎重になる。実はそのおくれがチャンス逃す原因!


 あなたが取引先から「ちょうどよかった!今度ラインの切り替えで〇〇〇が廃盤になるから捨て値でどうだい?」と持ちかけられたとします。
 「じゃあ、早速社に持ち帰って検討させていただきます」と答え、課長、部長、社長と決裁印をもらって回ったとしても、取引先に連絡した頃には在庫担当者から「あ、ごめん。売れちゃったよ」と絶好のチャンスを棒に振るのがオチ。

 例えば上のケースなら、その場ですぐに電話をかけて直属の上司に判断を仰ぐ、自分の判断に自信がなくても、それくらいはできるはずです。

 何度も失敗を繰り返す人に限って失敗を恐れて慎重になり過ぎ、判断のスピードが鈍くなってしまう傾向があります。ビジネスは拙速を尊びます。なぜなら「速い判断」=「素早い行動」だからなのです。何かを決めるということは、そこですぐさま行動に移りなさい、という意味でもあるのです。


長谷川和廣




26 どんな難題に当たってもその場で決断を下すクセ



 ニコン・エシロールの社長時代、フランスのエシロール本社での全体会議のために渡仏していた時の話です。会議の前日、真夜中の3時頃に東京から電話が。


 「問屋さんが倒産した」という内容です。このままでは売掛金が回収できなくなるだけでなく、流通がストップして商品が小売店に流れなくなってしまいます。


 私は同行していた幹部社員全員を叩き起こして、対応策を決めました。
3時半にはその内容を東京に伝え、同行幹部のうち2名を朝一番の飛行機で帰国させ、陣頭指揮に当たらせることにしたのです。

 いま考えても、この時の私の決断が正解だったとは自信を持って言えません。
 しかしこの30分で決断を下し、行動し始めたことだけは大正解だったと思います。最悪、10日間はストップすると思われた小売店への配送を、1日も止めずに済んだわけですから。

 正解を出すのも重要ですが、正解を出す間にも状況が刻一刻と変化するのがビジネス。愚策でも結論を出すことがビジネスでは有利に働くケースが多いのです。


長谷川和廣
 

25 仕事ができる人とできない人の差はスタートダッシュの差に過ぎない!





優秀なビジネスパーソンは素早く決断できる人です。というと、頭の回転の速さで優劣が決まってしまうようね気がしますが、現実はそう単純ではないのです。

 仕事ができる人を注意深く観察していると、「こんなときはこう対処する」「それが不可能ならこう対処する」「それが不可能ならこんな手も使えるぞ」と常に様々な事態を想定していることに気づきます。

 多くの人はトラブルが発生して初めて考え始めますが、優秀な人は突発事項に出合っても、すでにシミレーションしているので、「織り込み済み」なわけです。


 頭の回転が速いのに仕事で後手に回ってしまう人は、スタートで出遅れているだけなのです。
 通勤時間のなかで10分間、ネガティブ思考で、仕事の流れのなかで起こりうるトラブルとその対処法を想定してみるだけで、決断力や仕事の安定度は劇的に上がるものです。


 長谷川和廣


24 ビジネスの現場に必要なのは実はネガティブ思考!


 企画会議の時、出てきた数々のアイディアに「期日的にムリがある」「予算が足りない」「どこそこの会社でも同じことをしている」などと、弱点やマイナス面を指摘し続ける人がいます。ネガティブな意見に終始する人がいると場の空気が悪くなりますし、下手をすると「もっとポジティブに考えろ!」と糾弾されかねません。


 でも、そういう発想は罪なのでしょうか?私はそうは思いません。ひとつの案件からネガティブな要素を一つひとつ洗い出していく作業は、むしろ重要な思考過程です。ポジティブ思考のワナは正常なチェック機能が働かなくなる点にあります。まさしく太平洋戦争中の大本営のように、「縁起の悪いことをいうやつは粛正!」というふうな無策の「神頼み集団」になりかねません。ですからネガティブな要素に対して、つらくても正面から向き合うことは必要です。


 ネガティブ思考はビジネスにとって重要な才能。ただし、それだけでは単にケチをつける人。嫌われないために代案を考え出せる柔軟性を持ちたいですね。


 長谷川和廣


23 ホンネを引き出すには甘い言葉だけじゃダメ!


 企業の問題解決屋というのは、戦争で言えば落下傘部隊みたいなものです。業績の悪い会社へ単身乗り込んで、「ココが悪い、あそこがいけない」と担当者のそれまでの仕事のやり方にケチをつけるわけですから、憎まれるのも当然。文字通り、周りは敵だらけという状況です。


 そういう時でも、あえて私はケンカを吹っかけることがあります。というのも、いきなり現れた私という人間に本音を見せる人など、まずいないからです。

 こちらも事前医情報収集しているとはいえ社内の事情を把握しているわけではありません。そんなとき思い切って、「あなたが手を抜いているから、〇百万円ものそんがいがでたんじゃないか?」などと怒鳴ってみる。すると「本社の方がむちゃばかり要求するから、現場はやっていられないんだ!」などと反論してくる。そこで事前の情報収集だけでは見えなかった問題点がわかるわけです。
 
 ここで重要なことがひとつ。内容はビジネスの話に限ること。そして、次の日、自分が悪くなくても「昨日は言い過ぎた」とフォローすることです。


長谷川和廣



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