『「下請け」は、永遠に続けれ経営形態ではない。』chouchou


 メーカーであれ流通業であれ、その経営の独立度、自由度から区分すると、自主独立型企業と、下請け・対応型企業の二つに分けることができる。

不況になると衝撃の大きいのが、下請け・対応型企業である。下請け・対応型企業は不況時においては、市場の影響に加え、発注者の意向に強く左右されるからだ。
 また、下請け・対応型企業を、景気の調整弁的に利用している企業も、少なからず存在する。不況のたび、このような振りが繰り返されるのが、下請け・対応型企業の実態である。
 しかし、下請け・対応型企業は、発注者に対して面と向かって文句は言えない。言ったが最後、発注をストップされてしまうかもしれないからだ。
 こうした下請け企業経営は長く続けるべきではない。
 下請け・対応型企業は永遠の経営形態ではなく、自主独立型企業になるための期間形態と見るべきである。


坂本光司