55組織のなかで生き残るために大切な「自分の存在価値」


 『40歳からの仕事術』などの著書で知られる山本真司さんの言葉に「実力派・店の邪気になれ!」というものがあります。

組織のなかで生き残りを考えたとき、これはなるほどな、と思わせる言葉です。



 競争に勝ち残る一番の早道は、唯一無二の存在になることです。私は何もできない新人の時に、自分にできる仕事は何かと考え、朝は必ず一番に出社して、社内の電気をつけて回りました。

 そんなことをする新人は他に誰もいなかったので、それだけで差別化になったのです。自分が好きな分野を究めることは簡単ですが、競合相手が多いと見向きもされません。

だからこそ、誰もが手を出さない分野に手を染めることがマーケティングの観点からも勝ちパターンなのです。


 例えば、営業マンなのに簿記の資格を持っているとか、開発部員なのに茶道に詳しいなど。ちょっと本筋から外れた能力を手に入れておくと、「あいつは、ひと味違う」と目に留まる存在になるのです。


長谷川和廣