『七十%の企業が赤字状態になっているが、それでも問題は外にはない』


我が国に存在する、約二百八十万社の株式会社等法人組織の、七十%は赤字である。
 それらの赤字企業の多くは、その最大要因は長引く不況などの環境の激変、つまり外にあるという。

 しかしそれは、間違っている。

 なぜなら、かこ一〇年以上、赤字を一度も出したことないばかりか、好業績を持続している企業も多々存在しているからである。

 加えていえば、我が国の企業のおよそ半数以上は、つくれば売れる、仕入れれば売れると言った、あのバブル期においても実は赤字状態だったのだ。

 問題は決して外ではない。すべて内にある。

坂本光司ハホニコヘナPOP (2)