『損益計算書は”五人”が経営者に与えた唯一の通信簿である』


「損益計算書は、企業の一年間の収支を示した決算書の一つ」という程度の認識の経営者がいるが、それは間違いである。


 損益計算書は、企業の盛衰を決める主要な”五人”が経営者に与えた、一年間の経営能力の通信簿と見るべきだ、


 社長や部課長がほかの社員を評価しているように、社長もまた、損益計算書を通して市場から評価されている。


 赤字が長く続いている企業の経営者は、”五人”の評価者に「退出せよ」と言われているのと同じことである。

坂本光司ハホニコヘナPOP (3)