『正しい企業に対し、私たちができることの一つは、その企業の顧客となることである。』

 困っている人の支援や地球温暖化の防止など、なかなか報われない、人々が気がつかないよい仕事を一生懸命、継続的に行っている企業がある。

 そうした正しい企業が人知れず廃業していくことは、社会の損失である。

 これら正しい企業に対して私たちがとるべき行動の一つは、そうした企業の顧客になることだ。

 欺瞞に満ちた経営をやっている企業、社員をリストラや、下請け企業に対して一方的かつ大幅なコストダウンを行っている企業、障害者の法定雇用率一・八%の数字すら守っていない企業の商品を買う生活者の行動は、まるでそれを認め、ほめているようなものである。

 この国を再び健全な国に戻すのに必要なのは、私たち生活者の聡明さと勇気、行動である。

坂本光司