『経営者の最大・最高の使命である決断は、いつの時代も「正しいか、正しくないか」「自然か。不自然化」を軸に行う。』



右へ行くか左に行くか、前進するか交代するかといった最終決断は、その組織の長、つまり経営者の使命と責任である。それが随行できないのであれば、もはや経営者として失格である。


「決断」という職務は究めた重要だ。もしそれを誤れば、間違いなく社員を不幸にし、路頭に迷わせてしまうからである。社員を路頭に迷わせず、幸せにするにはどうすればいいのか?

決断しなければいけない事柄を冷静に分析・評価し、それが正しいということか、正しくないことか、自然なことか、不自然なことかを基準にすることである。

もちろん正しいか、正しくないかの判断は、家族とその社員などの(5人)にとってどうか、という視点で行う。

経営者は決して、自社の、あるいは自分の都合のみを軸に決断してはならない。


坂本光司