『訂正のきかない過去に思いを馳せるより、明日を夢見て今日を精いっぱい生きるべきだ』



 「あのときこうすればよかった」「昔はよかった」などと、ラッキーだった過去に思いを馳せ、その再来を願い、今日の現実を嘆いている人が多い。しかし、いくら嘆いても過ぎ去った過去は、二度と戻らないし,訂正もきかない。
 そんな時間があるのなら、変えることのできる、また、つくることのできる明日を夢見て、今日この日を精いっぱい生きることだ。
 一流といわれる人々と普通の人々を観察してみると、時間と脳の使い方、そして心の持ち方において、決定的な違いがある。
 すべての人々のもち時間は平等である。大切なことは、同じ「一生」を使うかなのだ。

坂本光司