21 不運は天の思し召し! そんな割り切りが新たなチャンスを呼ぶ

 ラグビーの話だったかサッカーの話だったか忘れましたが、日本人というのは真正面からのペナルティキックに滅法弱いそうです。絶好の得点チャンスだからこそ外した時の糾弾を恐れ、身を強張らせて失敗してしまいがちなのだとか。

 逆にキリスト教圏の選手たちは、失敗したところで心のどこかで「天の思し召し」と考えるので、常に前向きな気持ちでキックができるのだそうです。

 私も42歳との時、脳内出血で生死の境をさまよい、順風満帆であった人生が崩れ去った経験があります。その時、「自分が何一つ価値のない人間だったらそこで死んでいただろう。天はきっとチャンスを与えてくれたんだ」と考えたら、心がスーッと軽くなりました。
 失敗ではなく、不運で敗者になることはあるのです。そんな時、決して自分お価値のない人間と決めつけないでください。一度は負け組に甘んじても、復活する方法は必ずあります。まず、心を前向きに変えましょう。

長谷川和廣