『万年赤字会社につける唯一の薬は、万年赤字を認めないことである。』



和が気にの企業の七十%は赤字企業である。そしてこれらの赤字企業の欠損金額は、毎年十五兆円から三十兆円にもなる。


 我が国の消費税総額は約十兆円であるから、その一・五倍から三倍の富が、毎年失われていると言える。


 赤字企業が多いのは、不況など外部環境が悪化したのがすべての原因ではない。というのは、バブル期においても、赤字企業が五十%も存在したからである。
 その意味では、我が国の企業の約半数が好不況の如何を問わず、限界企業ということになる。


 こうした万年赤字企業の再生方法は、ただ一つ。

 それは、万年赤字を決して認めない政策の実施や、社会の形成である。

S_4561067334282