『悪は徒党を組むが、誠実な人は決して徒党を組まない。』

 心が腐っているような言動をする人々は、総じて徒党を組む。そして邪魔となる正しい行動をする人々や、何もしない・できない善良な人々を攻撃したり、圧をかけたりする。

 そうして無理やり、自分たちを認めさせたり、保身を図って自分たちの居心地の良い状況をつくろうと奔走する。

 一方、利他の心をもって生きる誠実な人々は、数の威勢を誇ったり、その筋に圧をかけることなど、一切しない。そして自分一人でも世の中を変えようと努力し、やがて意図しなくても誠実な人々のネットワークが形成される。

 だからリーダーは、決して数にこだわって、徒党を組んだりしてはならない。

坂本光司

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