『人の幸福は、働くことをおいて得ることは不可能である。』


人の幸せは四つといわれる。

一つは人にほめられること。

二つは人に必要とされること。

三つは人の役に立つこと。

四つは人に愛されること。

これら四つの幸せは、働くことにおいて得ることは不可能だ。どんな重度の障害のある人でも働く場を欲しているのは、働くことがどんなに大変でも、幸せになりたいからである。

 しかしときどき、健常者の中で社会の圧に耐えられず、働くことから逃避しようとする人がいる。それは大きな問題だ。

 幸せになりたいなら、積極的に働くべきである。そして誰かを幸せにしてあげたいと思ったら、困っている人に雇用のチャンスを提供し続けることである。


坂本光司