『マネジメントの問題の大半は、外ではなく内にある。』


元気のない企業の経営者は、「問題は内にではなく外にある」と言う。自社の業績悪化をもたらしたのは、企業自身やその経営の進め方と言った内なる問題ではなく、悪い経営環境、つまり外にあるというのだ。

 その重大な問題として挙げるのが、次の五つである。
第一は「景気が悪い」、つまり「不況をもたらした政策が悪い」。第二は「自分が籍をおく業種、業態が悪い」。第三は「規模が小さい」、つまり「小さい会社が生きられない社会経済環境やその政策が悪い」、第四は「自社のロケーションが悪い」、つまり「市場を奪ってしまった大型店や、一方的に圧力をかけてくる大企業が悪い」である。

 こうして経営者の時代認識の問題の所在認識は、決定的に間違っている。誤解・錯覚・甘えも甚だしいと言うしかない。どんな業種であれ、どんな小さな規模であれ、またどんな不便なロケーションに立地する企業であれ、大型店や大企業、さらには好不況をものともしない元気な企業が山ほどあるからだ、

 それら元気な企業の存在は、問題は外にではなく、明らかに内にあるということも教えてくれている。

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